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お値段の差はどこに

同じお人形でも大きさは同じなのにお値段が一桁違う場合などがよくあります。
その差はどこから来るかといいますと

1.着物のランクの差

簡単に申し上げますと上質の正絹か安い正絹か、はたまた化学繊維かということです。
これは着物に馴染みのない若い世代の方には一見分かりづらいかと思いますが、触って頂くとその違いがはっきりお分かりいただけます。
しっとり柔らかな正絹に対し化学繊維は少し軽い感じと申しましょうか・・・
まずこれが一番の理由。

2.仕立ての差

高価なものは人間の着物と同じように縫製し、帯も人間と同じように巻いて作ります。これを業界では本仕立てと呼んでいます(市松人形の製作工程参照)。
帯や小物も豪華な着物に負けないように上物を使っていきます。
安価なものはコストを抑えるために帯をはさんで上下を別々に作って着せていきます。これを業界ではセパレーツと呼んでいます。当然コストを抑えなければいけませんから帯や小物なども並物を使います。

3.お顔の差

色んな頭(かしら)がありますが当社が自信をもっておススメできるのが熊倉聖祥先生原作の頭です。
当社の市松や愛ちゃんシリーズ、ミニ松、健シリーズなどかわいい原型をたくさんつくっていらっしゃいます。
皆さんが目にするお雛様や市松人形のほとんどが熊倉聖祥先生原作のものなのです。